【宇賀神先生】
思い出せば二年前「静着」ということばで始まった最初の授業。
読めば字のごとく静かに席に着くということである。
それ以来、今までシバシバ耳にした言葉も現在は消えさろうとしている。
しかし、宇賀神先生と言えば「静着」を思い出す人は少なくないだろう。
先生を内容的に分析してみると、最も誠実で落ち着いていて他に類のないママ先生である。
授業中横道にそれた事はない。
しかし雅子ちゃん(先生の子供さん)の事になると、目を細めてほほえみながら語るのである。
もうひとつ忘れてならないことは、あの小さな体で男の先生にも負けないぐらいの声で授業をしてくれる。
でも、なんとなく先生らしい感じのしない先生である。
規律にはきびしく、クラス全体何度となく注意されたことであろう。
清潔好きであることは言うまでもない。
昼食の時は皆が揃ってから「いただきます」と、いって食べ始める。
皆がめんどくさがっているのにもかかわらず、不思議なことにこのニ年間ずっと続いている。
悪く言えば封建的、良く言えば規律正しい、主体性がある。
しかし、人一倍私達のことを考えていてくれている。
書きたい放題書いてしまったが、先生の小さな体も、私達の高校入試の為に、又
いちだんと小さくなるのではないだろうか?
最後にXさんいわく、「話せないけどいい先生。」 Y君いわく「親しめる先生」だそうである。
(S・T記)
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